ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズ、パパラッチとの裁判で勝訴

ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズ、パパラッチとの裁判で勝訴

パパラッチに対して往来で自分を追いかけたり、自宅前に陣取ったりする行為などをプライヴァシー侵害として裁判所に訴えを起こしていたワン・ダイレクションのハリー・スタイルズはめでたく勝訴を勝ち取ったという。

ハリーはこれまで何度かパパラッチ側に対応の改善を求めていたがそれがかなわず、法廷に訴え出ることになったとハリーの法的代理人は説明している。今回、ニコラ・デイヴィス判事が言い渡した裁判所令によれば、ハリーを車やオートバイで追跡すること、ハリーの行動を監視すること、ハリーの居住地から半径50メートル以内で張り込み行為などを行うことを、名前が特定されなかったカメラマン数名に対して禁止している。

ハリーは法廷には出席しなかったが、代理人のデイヴィッド・シャーボーンは次のように法廷で訴えたという。
「これはスタイルズ氏のプライヴァシーへの接触を一切禁止するものではありません。スタイルズ氏はファンに往来で声をかけられたりサインを求められたりすることを禁じるつもりはまったくないのです。スタイルズ氏はそういうことについては積極的に応じるつもりですし、これまでもそうしてきました。ここで問題にしているのはむしろ、ある種のカメラマンが使うやり口や策略なのです」

シャーボーン代理人は特にある一団のカメラマンがこの件では問題となっていると説明し、またそのうちの4名の身元を現在割り出しているところだと明らかにしている。今回の裁判所令は「パパラッチ・カメラマンAAAその他数名」に対する形で発効されることになり、初の判例ともなるが、似たような法的措置は近年で2件起きているという。

そのうちの1件は歌手でタレントのシェリル・コールが自宅前に取材陣が野営している状態を「極めて困惑している」として訴えた件で、1年後に今回と似たような裁判所令を勝ち取ることになっている。

もう1件は中国系女性ティンラン・ホンが訴え出たもので、ホンが俳優ヒュー・グラントの娘を出産すると突如マスコミに大挙してプライヴェートを探られることになったことを訴え出て、禁止令を発効させている。

ハリーの裁判所令については1月の審理で具体的な措置の手続きを決定するという。
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