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    デーモン・アルバーン、かつての自分にはヘロインは「クリエイティヴィティ」

    • デーモン・アルバーン、かつての自分にはヘロインは「クリエイティヴィティ」 - pic by Linda Brownlee

      pic by Linda Brownlee

    • デーモン・アルバーン、かつての自分にはヘロインは「クリエイティヴィティ」 - pic by Linda Brownlee
    • デーモン・アルバーン、かつての自分にはヘロインは「クリエイティヴィティ」 - デーモン・アルバーン『エヴリデイ・ロボッツ』4月30日発売

    4月20日に初のソロ・アルバム『エヴリデイ・ロボッツ』をリリースするデーモン・アルバーンがかつてヘロインをたしなんだことを明らかにしており、「とてつもなくクリエイティヴだった」と振り返っていて、ミュージシャンとして大きく変わるきっかけともなったと語っている。

    デーモンはブラーとして活動中のブリットポップ全盛期にエラスティカのジャスティーン・フリッシュマンと交際していた時期に薬物に手を出していたといい、その後90年代末に足を洗ったことを明らかにしている。ヘロインの体験をデーモンは次のように『Q』誌に語っている。

    「ヘロインについて語るのは家族もいるから避けたいところなんだけどね。でも、ぼくにとってはとてつもなくクリエイティヴだったよ。ぼくを解放してくれたんだ……ヘロインとアフリカの単純で、美しい、反復的な音楽を聴くのとが組み合わさって、ミュージシャンとしてのぼくは完全に変わったんだ。なんとかして自分の声で突き抜けていくことに成功したんだよ。ぼくとしては、ヘロインは自分にはとてつもなく生産的だったとしか言いようがないんだよね」

    その後、やめるのにはアスピリン2錠を飲むだけで済んだとデーモンは説明しているが、次のようにも薬物の弊害について語っている。

    「ヘロインは人をひどく疎外された存在にするんだよ。とどのつまり、本当の依存症になってしまうものはどんなものでもよくないってことだね」

    また、当時はコカインも普段からたしなんでいたことを明かしたデーモンは次のようにヘロインを使うようになったきっかけを説明している。

    「(ジャスティーンと住んでいた頃は)居間で普通に行われていることだったからね。テレビもついてて、なんとなく思ったんだよね。『ものは試しか』ってね。その後、問題になろうとはついぞ思わなかったよ」

    ただ、依存症になっていた間はヘロインを週末に使うことはせず、「5日使って2日は休んでたんだ」と明かしている。また、この時の習慣が今も残って、その後もデーモンは自身のスタジオに月曜から金曜まで入り、世間の出勤日と同じように作業を重ねるようになったという。

    先頃、デーモンは新作からの新曲"Heavy Seas of Love"を公開しているが、4月末からライヴとフェスティヴァル出演を予定していて、自身のバンドがヘヴィー・シーズというものであることも明らかにしている。

    (c) NME.COM / IPC Media 2014
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