「ヒップホップ頂上対決」として注目を集める、カニエ・ウェストと50セントの同日発売新作の売り上げ対決だが、UK/USチャートともにカニエ・ウェストに軍配が上がった。
9月16日に発表されたUKアルバム・チャートでは、カニエ・ウェストの『グラデュエーション』が1位に、続く2位が50セントの『カーティス』となった。なお、同週のチャート3位を獲得したのはKTタンストールの新作『ドラスティック・ファンタスティック』、4位がエイミー・ワインハウスの『バック・トゥ・ブラック』、5位に人気女性シンガー=ナタリー・インブルーリアのベスト・アルバム『グローリアス:シングルズ97-07』。
一方、US 『Billboard』誌のアルバム・チャートでもカニエ・ウェストの『グラデュエーション』が1位を獲得、50セントの『カーティス』は2位で、以下3位にカントリー・シンガーのケニー・チェズニーの新作『Just Who I Am: Poets & Pirates』、4位にディズニーの人気シリーズのサントラ『ハイスクール・ミュージカル2』が、5位にディズニー・チャンネルのTVドラマで主演を務めるマイリー・サイラスのデビュー・アルバムがチャート・インした。Billboard.comによれば、音楽セールス調査会社ニールセン・サウンドスキャンの公式データで、カニエ・ウェストの『グラデュエーション』は発売後1週間で95万7,000枚を売り上げたという。50セントも69万1,000枚の売り上げを記録しており、カニエとの勝負には敗れたものの、好調な滑り出しをみせている。
なお、初週で記録的にアルバムを売り上げたカニエに対して、レーベル<デフ・ジャム>の社長でもあるジェイ・Zは『Entertainment Weekly』誌で「彼はハングリーなプロデューサーとしてスタートして、いまやロック・スターだ」「(レーベルには)ミックスの違う『ストロンガー』が75バージョン存在する。そこまでやる奴がほかにいるか?」と、カニエの努力が伝わる秘話を披露しつつ、彼を褒め称えた。
なお50セントは今週ヨーロッパで行う予定だったプロモーション・ツアーをすべてキャンセルした。9月19日にロンドンで開催されたMOBOアワーズ、及びVodafoneライヴ・ミュージック・アワーズなどへの出演がキャンセルとなった。BBC.co.ukによれば、50セントのスポークスマンは「予期せぬ状況になったため」このプロモーション・ツアーを「一時的に延期する」ことになったとコメントしたそうだ。プロモーション・ツアーの延期と50セントの引退説の関連性が取りざたされているが、スポークスマンはその点についてのコメントを拒否している。
カニエ・ウェストの新作が米英アルバム・チャートを制覇
2007.09.21 09:50