でもカッコ悪くてもいいから自分の気持ちのおもむくままに好きなように踊ったりするのは、あまり得意ではない。
あまりそういうことを教えられずにきたのだ。
でも『YELLOW DANCER』の楽曲を中心とした、今の星野源のライブはまったく無理なく僕たち日本人にばらばらでカッコ悪い、でも楽しくて病みつきになるようなダンスをさせてしまう。
みんな本当に最高にカッコ悪くてカッコいい、ばらばらでひとつになれないまま「楽しい」というひとつの思いを叫ぶ『YELLOW DANCER』だった。
星野源だから作れた、ひとつの音楽の奇跡を体感した。(古河)