サカナクションは2013年にアルバム『sakanaction』をリリースして以降、ネガティブな季節が続いていたと思う。
それは決して悪いことではなくて、特にサカナクションというバンドにとってネガティブな季節というのはとても大切な季節なのだ。
その証拠に“グッドバイ”とか“ユリイカ”とか“さよならはエモーション”とか、どれもめちゃくちゃいい曲だ。
“ユリイカ”なんて、今日のライブでも改めて確信したけれど、何年経っても色あせない名曲である。
“「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」”も素直なポジティブモードからは出てこない曲だろうな。
しかし今日、Zepp Tokyoで観たサカナクションは、めちゃくちゃポジティブなエネルギーに溢れていた。
というかライブをしながら、みるみるポジティブなエネルギーが蓄積されていくようだった。
タイアップもどんどん引き受けたいし、東京ドームでもやりたいと言っていた。
ではポジティブな季節は、サカナクションにとってどうなのか。
これまた凄い曲が生まれる季節なのである。
しかも誰も聴いたことのないような発明の音楽が。
2017年は、ここ数年とは違う暴れ方で、再びサカナクションを世の中に叩きつけてほしい!(古河)
サカナクションをZepp Tokyoで観て
2017.02.11 01:37