星野源『いのちの車窓から』を読んだ

星野源『いのちの車窓から』を読んだ
音楽家としての星野源、俳優としての星野源、文筆家としての星野源、そして夜ふかし好きでひとり好きなのに人間大好きでもある一生活者としての星野源の今が詰まったエッセイ集。
シングル『SUN』、アルバム『YELLOW DANCER』、シングル『恋』という今のポップスの金字塔的傑作がどのようにして生まれたのか、その真髄の部分も綴られている。

好きな音楽を選ぶ自由が果てしなく広がっている時代の中で、なぜこれほどまで多くの人が星野源の音楽を日々の友としてチョイスするのか。
それは、たくさんの孤独と出会いと危機と好機を経て今、星野源が選び取っている生き方そのものが、どこまでも肯定的なポップスを生み出すメッセージだから。
そのメッセージの原泉に触れられる1冊でもあると思いました。(古河)
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