『GREAT PRETENDER』は何が画期的なのか? 鏑木ひろ、古沢良太、貞本義行らを突撃!

『GREAT PRETENDER』は何が画期的なのか? 鏑木ひろ、古沢良太、貞本義行らを突撃!

現在絶賛放送中のTVアニメ『GREAT PRETENDER』。自称日本一の詐欺師である主人公、枝村真人(通称エダマメ)が、天才信用詐欺師=コンフィデンスマンのローラン・ティエリーたちと出会い、世界を股にかけて悪党たちとコンゲームを繰り広げる壮大な物語だ。
7月18日発売のCUT8月号では、そんな『GREAT PRETENDER』を手掛ける豪華クリエイター陣へのインタビューを掲載している。『91Days』などのオリジナル作品を手掛けた監督・鏑木ひろと、『リーガル・ハイ』や『コンフィデンスマンJP』など数多くの人気ドラマを生み出してきた脚本・古沢良太の対談では、企画の段階から振り返りながら、作品を描くこだわりを聞いた。

僕はどっちかっていうと、喋らなくてもいいかなって思った時は、セリフをバッサリいっちゃって、音楽や効果音だけで終わることもあるんです。古沢さんに相談することもありましたけど、それがコンテの段階だと相談もできないんで、こっちで勝手に削っちゃってる部分もあります(鏑木)

監督の演出は、いらない部分とか、説明的なものを嫌うっていうところがあるのかなとは思いましたね。アニメだからとかじゃなくて、たぶん監督のセンスとして、単なる説明的なセリフ描写は、結構バッサリいくなあ、みたいな。実写の仕事をしている時に、ここまで無断で俺のセリフ変える人はなかなかいないぞって(笑)(古沢)

さらに、『新世紀エヴァンゲリオン』『サマーウォーズ』などのキャラクターデザインを務めた貞本義行と、サブキャラクターデザイン・総作画監督の加藤寛崇の対談も実現。『GREAT PRETENDER』におけるキャラクター造形についてはもちろん、話題は「キャラクターデザインとは?」という本質的な部分にまで及んだ。

僕は、そのキャラクターの1日、起きてから寝るまでを頭の中でずっと観察するところから始めるんですよ。起きた時どういう顔してるのかなとか、歯磨きする時どういうポーズで歯磨きするのかなとか。そのキャラクターの生活を覗き見して、だんだん固まってきたらそれを絵にして、作品に合わせて切り取っていく(貞本)

そのキャラクターにどういう経緯があったのかを考えたりするのは、まさに役作りだなと。それこそ僕の場合脇役を考えるのが好きなので、『GREAT PRETENDER』ではそういう点でもすごく楽しく仕事できました(加藤)

アニメファンのみならず、普段アニメを観ないドラマ好きや映画好きの人も楽しめる作品となっている『GREAT PRETENDER』。本特集でクリエイター陣の思惑を知ることで、より深く作品世界に没頭できるはずだ。

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