7月18日発売のCUT8月号の表紙巻頭特集は、「刀剣乱舞-ONLINE-」五周年記念 「刀剣乱舞 大演練」。ファン待望のミュージカル『刀剣乱舞』&舞台『刀剣乱舞』初の合同大型イベント開催に先駆けて、全38ページの大特集を敢行した。
PCブラウザ・スマホアプリゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」(DMM GAMES/Nitroplus)を原案としながら、それぞれまったく違うアプローチで『刀剣乱舞』の世界を描いてきたミュージカル『刀剣乱舞』(以下、刀ミュ)と舞台『刀剣乱舞』(以下、刀ステ)。今回の特集では、刀ミュと刀ステにおいて大きな役割を担っている三日月宗近役の黒羽麻璃央と鈴木拡樹の対談インタビュー、初期刀・刀剣男士キャスト6人(蒼木陣、田村心、荒牧慶彦、佐藤流司、和田琢磨、高橋健介)のソロインタビュー、さらに刀ミュの演出・茅野イサム&脚本・御笠ノ忠次、刀ステの脚本・演出を務める末満健一によるスペシャル鼎談を掲載。『刀剣乱舞』という同じ旗の下で、それぞれのオリジナリティーを発揮しながらエンターテインメントの可能性を広げ続けてきた両コンテンツに関わる面々が、作品にかける情熱を語っている。
ここでは、表紙にも登場している黒羽麻璃央×鈴木拡樹の対談から、発言の一部を紹介。それぞれに作品に携わるようになってからの日々を振り返る中で、お互いの三日月宗近について次のように語った。
僕が試行錯誤してなんとかトライアル公演を終えた後に、自分の中でこう演じたいと思い描いていた、だけど力不足でてきなかった三日月宗近を、拡樹さんが完璧に演じられていたから、ほんとにもう……ヘコんだ(笑)。(中略)別に拡樹さんを追い越そうとは思ってないんですけど、ずっと横に並びたいと思ってました(黒羽)
その他にも、「刀剣乱舞 大演練」で初めて同じ空間に存在することへの想いや、同じ刀剣男士だからこそわかることなど、『刀剣乱舞』ファンなら見逃せないエピソード満載の対談となっている。また、ふたりの静かで強い意志を感じるまなざしが美しい撮り下ろしショットも、ぜひ誌面にてチェックしてもらいたい。僕にはとてもじゃないけど想像できなかった歌って踊る三日月宗近を、あれだけの説得力で麻璃央くんが具現化している姿を見て、想像を越えてくる相手に負けられないなって思ったんです。三日月宗近の設定どおり儚くも謎めいた美しさがあってそれが歌とダンスによってこんなに色っぽく表現されるんだ!って(鈴木)
昨今の情勢も相まって、東京ドームからの無観客配信となった「刀剣乱舞 大演練」だが、エンターテインメントの力を信じる役者たち、クリエイターたちの想いは決して折れないことが、どのテキストからも伝わってくるはず。刀ミュ・刀ステ、そして『刀剣乱舞』というコンテンツの真髄を知ることができる、必読の特集だ。
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