10月9日公開の映画『望み』で光と影のある青年・石川規士を演じた、岡田健史さん。作品内でのキーパーソンでありながらも、セリフの数が極端に少ない難しい役どころです。発売中のCUT10月号では、そんな難役との向き合い方や本作への想いに迫るため、岡田さんにインタビューを敢行した……のですが、冒頭からなんと、意表をついた回答が!
――率直に、作品をご覧になっての感想を教えてください。
――そうなんですか!? そんなことはないと思いますが(笑)。僕、すごいラクしてんな~って思いました
スタートからこの調子で岡田節をお見舞いされてしまったのですが(笑)、こう言いつつも、規士像の構築、監督や共演者への信頼感、そして映画のテーマでもある家族愛についてもしっかりと語ってくださいました。インタビューの続きはぜひ本誌でお楽しみいただければと思います! スタイリッシュなポートレートも必見です!(渡部香)そんなことあるんです(笑)。お芝居がどうこうではなく、セリフの量、準備期間、役の大変さ、すべてを総括すると、出演者の中で僕がいちばんギャラが安くなるべきです(笑)。僕が演じる規士って、登場シーンが少ないじゃないですか。その上、規士という人物から提供できる情報がすごく限られていて。だから、僕自身が「規士はこういう人です」って提示するんじゃなくて、母親の貴代美が「規士はこういう子なんです」って言ったり、父親の一登が「あいつはそんなことするはずがない」って言っていたり、妹が見てる規士とか、世間、メディアが取り上げる規士とか、みんなが規士を作ってるんです。雑に言うと、みんなが役作りをしてくれてるんですね。だから僕は、カメラの前で観てるだけ(笑)。僕の予想では、今から「規士って難しい役どころだと思いますが、どんな役作りしたのか、エピソードをお聞かせください」って聞かれると思うんですよ(笑)。CUTさんに限らず、僕が『望み』のプロモーションをする限り。その都度、僕はこれを言っていきたいと思ってます(笑)
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