10代の高橋一生を支えた「岸辺露伴」の言葉とは? 憧憬と演じる覚悟を語る

10代の高橋一生を支えた「岸辺露伴」の言葉とは? 憧憬と演じる覚悟を語る

12月19日発売のCUT2021年1月号では、NHK総合にて12月28日・29日・30日に3夜連続放送されるドラマ『岸辺露伴は動かない』の主人公・岸辺露伴を演じる、高橋一生のインタビューが掲載されている。岸辺露伴とは『ジョジョの奇妙な冒険Part4 ダイヤモンドは砕けない』に登場する作中屈指の人気キャラクターで、『週刊少年ジャンプ』に連載を持つ天才マンガ家であり、作品創作のためには、なんでも実際に体験しなければならないという信条を持つ変わり者。そんな岸辺露伴を主人公にしたスピンオフ作品が『岸辺露伴は動かない』だ。

もともと原作のファンであった高橋。当時から俳優として演じてみたいという想いがあったそうだ。

露伴が原作に登場したのが僕が10代の頃でした。当時から、荒木飛呂彦先生の描かれる世界の、特に露伴の言葉が頭のなかに残っていて。このセリフを言ってみたいなと素直に思える言語体系というか、文体といいますか。当時俳優をしながら、写実を超えたいと常々思っていたんです。写実っぽさ、リアリティという言葉が、お芝居をするうえできつい拘束具になってしまっている意識が自分のなかにものすごくあって。なので、思い切って露伴くらい口語ではない言語体系を表現できたら、もしかしたら自分のお芝居が爆発できるきっかけになるのではないかという、憧憬のようなものもあった気がします

また、自身と岸辺露伴との共通項について聞くと、「そもそも僕は、岸辺露伴の信念に多分に影響されている」と語り、かつての自分を支えた露伴の言葉を明かした。

作中で「この岸辺露伴が金やちやほやされるためにマンガを描いていると思っていたのか」というセリフがあるんですが、それはつまり、彼は読者や自分のためにマンガを描いていて、それ以外は全部二番手、三番手になってしまうということで。僕は10代の頃、その言葉に「それくらいになってしまってもいいんだ」と後押しされてお芝居をしてきました

高橋のパーソナリティに多大な影響を与えた岸辺露伴への想いはもちろん、高橋独自の役へのアプローチ法や衣装の細部へのこだわりなどもじっくりと語られた本インタビュー。放送を目前に控えた今、必読の内容となっている。

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