成田凌が“まともじゃない”を演じて感じた“まとも”とは何か?

成田凌が“まともじゃない”を演じて感じた“まとも”とは何か?

本日発売のCUT4月号に、成田凌さんが登場! こちらも本日公開の映画『まともじゃないのは君も一緒』で、“普通”がわからず、世の中の“普通”から浮いてしまっている予備校の数学講師・大野を演じる成田さんに、話を聞きました。

「コミュニケーション能力ゼロの男」として描かれる大野を演じてみて、「すごく素直で、子どもみたいにピュアな人だと思いました」と語る成田さん。最初はそんな大野を変な人だと思ったけれど、「普通って何?」と尋ねる彼のことをよくよく考えてみれば、ご自身も「確かに普通ってなんだろう」と感じたそうです。

「成田くん普通だね」より「普通じゃないね」って言われたいなと思います。普通って、たとえば「普通じゃないよね」って言っているほうも、じゃあ具体的に「どこが普通じゃないのか」と訊かれたら答えられない、曖昧な言葉だと思うんです。でもざっくり「普通じゃないよね」って言われたいし、そう言われたら褒め言葉だなと感じます


“普通とは何か”というテーマを孕んだ作品ということもあって、フォトセッションでも“まともじゃない”世界を表現したい!と考えた編集部。そこで成田さんには、真横半分に切ったりんごを持ってもらいました(りんごをチョイスしたのは、学者のイメージモチーフがりんごだったからです)(数学というより物理ですが……笑)。
最初は「りんごを? 持つの?」と驚いていた成田さんですが、編集部の意図を組んで瞬時にカメラの前でその世界を作り上げてくれました。常にその作品の空気、その役柄の生き方を想像できるからこそ、どんな役を演じる時も、その場に自然に存在することができるのだと、こんな場面でもしみじみ。

映画『まともじゃないのは君も一緒』も観た後はぜひ本誌を読んで、成田さんの大野へのこだわりや思惑にも触れてみてください!(山下茜)

CUT4月号は以下にて購入可能です。

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