安田顕がCUTに登場! 日々を闘うすべての人に寄り添う映画『私はいったい、何と闘っているのか』で伝えたいこととは?

安田顕がCUTに登場! 日々を闘うすべての人に寄り添う映画『私はいったい、何と闘っているのか』で伝えたいこととは?

発売中CUT1月号に安田顕さんが登場しています。映画『私はいったい、何と闘っているのか』で、主人公・伊澤春男を演じている安田さん。つぶやきシローさん原作の小説を映画化した本作は、コミカルな要素がありつつも、人生の悲哀が自然なトーンで描かれた一作。春男という役をどうとらえて本作に挑んだのか、作品に対する想いを伺いました。

この作品の素敵なところは「笑わせている感」がまったくないっていうところですね。ひたすら真面目に取り組んだ末の綻びがついついお客さんに笑われてしまうっていう切り取り方をしているところが僕はすごく好きです。(中略)春男はスーパーマンではなくて、どこにでもいるような男だけれど、それは言い方を変えれば観てくださる方々、お客様のひとりひとりが、生まれてから死ぬまでその人の人生の主役ということなんですよね。「自分を主役にできるのはあなた自身しかいないんですよ」ということにも気づかせてくれるのが、この作品だという印象があります


「何をすれば自分は報われるのか?」というのは自分がどういう状態であろうと必ず感じていることなのかもしれないですよね。名家に生まれて、将来が約束されていて、それなりに生活も潤っていて、友達にも恵まれていて、素敵な奥さんと結婚して、子どもが生まれてっていう誰もが羨むような生活をしている人も、「今、自分は報われているのか?」って自らに問いかけたら、心の底から満足しているという感覚を抱くのは難しいんだろうなあと思います。つまり、みんなが抱えているものを春男はわかりやすく提示してくれたのかもしれないですね


『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』以来二度目のタッグを組んだ李闘士男監督とのお話など、さらに深堀りして本作についてお話を伺っています。撮り下ろしフォトと合わせてお楽しみください!(小泉麻衣)


CUT2022年1月号は現在以下にてご購入可能です。

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