発売中のCUT8月号で、梅原裕一郎さんと武内駿輔さんの対談記事を掲載しています!
2022年10月、約10年ぶりに幕を開けたアニメ『BLEACH 千年血戦篇』にユーグラム・ハッシュヴァルト(梅原さん)とアスキン・ナックルヴァール(武内さん)として新規参戦したおふたり。7月から新たに放送がスタートした『訣別譚』で、歴戦のキャストが揃う死神陣営とのバトルにどう向き合ったのかを聞きました。
演じる役にどうアプローチしたのかという質問を受けて、「とにかく最初は、滅却師(クインシー)始め、カタカナが……(笑)」(梅原)「そうですよね!」(武内)と、『BLEACH』ならではの単語や言葉遣いに苦戦したというおふたり。
単語の意味をちゃんと理解しないと噛んでしまうので、それを落とし込むのが大変でしたね。ハッシュヴァルトってほとんど感情のゆらぎを感じさせないキャラクターなので、そういうところで僕自身の揺らぎが出たら怖いなあと思いつつ……だんだん慣れてきましたが、最初は結構苦労しました(梅原)
詠唱から必殺技から、全部に力を入れると盛り盛りになるから。『BLEACH』って、熱量は当然『ジャンプ』っぽいんだけど、やっぱりちょっと抜け感があるというか、アートでファッショナブルなところがいいと思うんですよね。その感じを出すには、自分のセリフの単語をちゃんと自分に馴染ませて、日々言っているようにしないと不自然になってしまう(武内)
お互いの芝居についての印象も伺いました。
少しだけ武内くんと一緒にアフレコしたことがあったんですけど、その時も、アスキンっていうキャラクターがちゃんと立っていたというか。全然問題なく、余裕で先輩方とやり合えている武内くんの姿を見て、すごいなあと思いましたよ。感性の鋭さが違うなあなんて思いながら聞いてました(梅原)
その人の声を聞いただけで、アニメーションの中の空間の温度はどれくらいなのか、湿度はどれくらいでどういう環境音が鳴ってるのかを想像させるところまでやるのが、いいお芝居なんじゃないかなと思っていて。梅原さんのお芝居からは、そういったものを感じ取れるんです。通っている血の流れを感じられるのがすごい。しかも、それを全然難しそうに見せないんですよ。さらっとやってる佇まいも含めて、かっこいいなと思います(武内)
前シリーズのアニメ『BLEACH』終了後にデビューしたふたりだからこそ語れる、『BLEACH』ならではの面白さやお互いの表現について語り合ってもらったインタビューになりました。信頼関係が伝わってくる撮り下ろしツーショットも必見なので、ぜひお手に取ってご覧ください!(山下茜)
CUT8月号は現在以下にてご購入可能です。