2021年に『彼女を笑う人がいても』で初舞台を踏み、今年2月には『アンナ・カレーニナ』に出演した渡邊さんにとって、現在公演中の舞台『無駄な抵抗』は3本目の舞台出演作。舞台稽古の真っ只中に渡邊さんに、「運命」と「自由意志」がテーマになっている本作にあわせて、ご自身の人生ではどのように感じているか訊いたところ、次のように語ってくれました。
運命って、起きてしまった過去の出来事に対して言える言葉だと思うんです。結婚会見で「この出会いは運命だった」と言えるのも、幸せな今があるから言えるだけ。運命で片付けるのは安っぽいというかダサいな、と少し思ってしまいます(笑)。何事もなるようにしかならないし、“運命”よりも“巡り合わせ”という言葉のほうが素敵だなって僕は思います。ご縁が繋がっていった先に今があると思っているので。(中略)(物事の選択でどちらに転んでも大丈夫だろうという)自信があるというより「どっちに進んでも面白そうじゃん!」って。より楽しそうなほうを選びたいなと
ちなみに、今回の撮り下ろしポートレートは、本公演が行われている世田谷パブリックシアターのエントランスで撮影しました。劇場に足を運んだ際には、「ここで撮ったのかな?」と撮影場所を見つけてみてください。
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