やっと観れた、すごく観たかった映画2:『パブリック・エネミーズ』

やっと観れた、すごく観たかった映画2:『パブリック・エネミーズ』

マイケル・マン監督、ジョニー・デップ主演の『パブリック・エネミーズ』。
まあ、確かに意外な組み合わせだけど、さすが百戦錬磨のふたりだけに、案の定、まったく違和感なし。素晴らしく硬派な、ザッツ・マイケル・マンな映画の仕上がっています。
もう何度も証明されていることだけど、ジョニー・デップ、変キャラじゃなくても、その演技力は卓越している。ギャンスタ役、特にジョン・ディリンジャーほど有名な犯罪者となると、どうしてもステレオタイプな演技に陥ってしまうことが多いんだけど、まったくニュータイプのクリミナル像の創造に成功している。
もうひとりのリードはクリスチャン・ベイルだが、彼こそ、「今までマイケル・マンと組んだことなかったっけ?」って聞きたくなるほどはまり役。恐らく、あのしかめっ面(パチーノやジェイミー・フォックスなどマン監督作の常連がみんな得意とするあれ)をまたいつかマン映画で見ることになるだろう。(内田亮)
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