アリシア・キーズの“ラプチャー”

アリシア・キーズの“ラプチャー”

金曜日に公開され、恐らく全国の映画館をめちゃくちゃ賑わせたと思われる『セックス・アンド・ザ・シティ2』だけど、このサントラのリードトラックのアリシア・キーズの曲が最高。
ブロンディの“ラプチャー”のカバーなんだけど、イントロにはSATCのあのテーマ曲がミックスされてたりして、かなりニヤリの出来なのだ。

この“ラプチャー”、もともとは80年代にリリースされたブロンディの5枚目『Autoamerican』に収録されたシングルなんだけど、グランドマスター・フラッシュやファブ5フレディなど、当時のヒップホップ・アイコンの名を引用した、デビー・ハリーのラップがフィーチャーされていて、当時まだアングラだったヒップホップ・ムーブメントをメインストリームに紹介する大きな役目を負った曲なのである(PVにもファブ5フレディが登場している)。

最近、やることなすことすべてが素晴らしいアリシア・キーズを象徴するような、粋なカバーである。映画とあわせて、是非、サントラもチェックして欲しい。(内田亮)
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