『アシュラ』公開中です!

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先週の土曜日から公開されている『アシュラ』。

1970年に少年マガジンに連載されたジョージ秋山原作の本作は、平安時代の飢饉で苦しむ人々の過激な描写ゆえに、当時、有害図書に指定され、自治体によっては発禁処分を受けたという問題作。

水彩画をアニメーションにするという技術を駆使した映像や、終始スクリーン全体を覆う低彩度なトーンは、原作が持つ重苦しくシリアスな雰囲気を描き出すのには十分。だけどそれがかえって、この作品の芯にある「ケダモノ」を巡る終わりなき人間の業と、生へのひたむきさを鮮やかに浮かび上がらせるのです。

きっかけは怖いもの見たさとか、アシュラくんのキモかわいさが気になってとかでいいと思います。
でも観ればきっと、この作品がなぜ今、映画になったのか、その理由が自ずとわかるはずです。

今月号のCUTで、アシュラ役の野沢雅子さんとさとうけいいち監督が、本作への思いを語り合っています。
こちらもぜひチェックを。(中村)
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