CNBLUEというロックバンド

CNBLUEというロックバンド

昨年末のCOUNTDOWN JAPAN 11/12にも出演した韓国の4人組バンドCNBLUEが、昨日、全9公演の自身初のアリーナ・ツアーをさいたまスーパーアリーナ2daysで終えた。
私は土曜日の公演を観たが、その成長っぷりに驚かされた。

昨年観た代々木第一体育館でのライブは、その全方位的なロックのスケール感に圧倒されつつも、ステージに立つ自分たちがアイドルなのかロックバンドなのか、どこかその立ち位置に迷っているような感じがしたのだが、一昨日のライブはそれが全くなかった。
自分たちは「ロックバンドだ」という覚悟と自信が感じられ、それが音の説得力に直結していたし、なにより、彼らが音を鳴らすことの自由度を上げていた気がする。

先日リリースされた日本でのメジャー1stアルバム『CODE NAME BLUE』は、オリコンウィークリー1位を獲得。ポップサイドにもロックサイドにも大きく舵を切る様々なチャレンジが見られつつ、全体的にはバンドとしての濃度を高めた骨太な本作は、とにかくライブ映えする曲ばかり。それに引っ張られるように既存の曲たちもより筋肉質になっていたし、表現の幅も確実に広げていて、大きな会場を有無を言わせない熱量とポピュラリティでグイグイ引っ張っていってしまう姿はもう、圧巻のひとこと。

今年はメンバー個人の活動が多く、音楽活動が限られてしまったと言っていたが、そういう状況だからこそより強固になった4人の絆が、彼らをバンドとして新たなフェーズに立たせた。その現時点の集大成を、このツアーで見た気がした。(中村)
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