宮崎駿は私たちに何を残してくれたのか?

宮崎駿は私たちに何を残してくれたのか?

という全部で18ページの特集を、3日前に発売になったCUT11月号では行っています。
言うまでもなく、9月1日に宮崎監督が行った、長編映画製作からの引退宣言を受けて組んだ特集です。
CUTでは、過去20年以上にわたって宮崎監督に何度もインタビューを行っており(「風の帰る場所」という単行本にもなっています。そして近いうちに新しい単行本も出ます、詳しくは後日)、その時期その時期の名作たちに関しての、監督自らの発言も膨大にあります。
その監督の言葉と、編集部+ライター粉川しのによる解説テキストで、『ルパン三世 カリオストロの城』から『風立ちぬ』までの、11本の長編劇場作品を解説していく、という特集なわけです。
プラス、宮崎駿を語らせたら右に出る者はいない(と言ったらご本人たちは「そうかあ?」とかおっしゃってましたが)、内田樹と高橋源一郎の二大巨頭による、宮崎駿の「引退」と「これから」を考える対談も掲載しています。
すんごい密度の特集です。ぜひ。

なお、私は、『カリオストロの城』と『崖の上のポニョ』の2本について、書きました。
かなりうれしい仕事でした、何度も観た2本について書けて。
特に『カリオストロ』は、あれもう中学に上がってたっけ、学校の視聴覚室で観て、もんのすごいショックを受けて、その数年後、ビデオデッキが普及するようになって以降は(つまり最初に観た時はまだ一般家庭にビデオはなかったのです)、もうそれこそ、セリフを全部覚えるほど、観たものです。
今でもポロポロ出てきます。「いよぉ、カール」とか。「またつまらぬものを斬ってしまった」とか。
「食ったから寝るって」とか。「はーい、おじさまはここですよー」とか。

……何を書いてるのか俺は、という気がだんだんしてきましたが、RIP SLYMEのPESならわかってくれると思います。どうわかってくれるかも、この記事に書いたのでぜひお読みください。

CUT最新号=11月号、詳しくはこちら。http://ro69.jp/product/magazine/detail/90673

(兵庫)
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