SIGHT最新号の、「ね! 政権交代っておもしろい」特集を作っていて、感じたこと。
大事なのは、いかに情報を得るかではなく、その情報をどう読み解くのかだ、ということです。
田中秀征。藤原帰一。江田憲司。小野善康×湯浅誠。伊藤惇夫。内田樹×高橋源一郎。
この特集で、この度の政権交代について語ってくださった方々は、こんなラインナップです。
はっきり言って、これ以上ないくらいの最強メンバーだと思うが、ただし。
それぞれの方が、その専門分野のエキスパートならではの、その人しか持ち得ない情報を持っていて、それを教えてくれているから、すごいテキストになる。
というわけでは、必ずしもないところが、おもしろいのだ。
もちろんそういう、「その道のプロ、しかも国内トップクラス」ならではの部分も、いっぱいある。
あるが、その逆だからすごい、というのもあるのです。
その究極が、内田樹×高橋源一郎の総論対談。
内田さんは神戸女学院大学の教授で、哲学者。
高橋さんは明治学院大学国際学部の教授で、文芸評論家で、作家。
つまり、おふたりとも、政治のエキスパートでもなんでもない。
だから話の元ネタも、新聞とか、テレビの選挙関連のニュースとか、民主党勝利直後にテレビで生放送された鳩山由紀夫の記者会見とか。
つまり、我々も普段見ているものでしかないわけです。
ただし、そこから何をひっぱりだすか、それが尋常じゃないのだ。
たとえば。「小沢ガールズ」ってありましたよね。若い女性を候補者に立てたら、
みんなばんばん勝っちゃったあれ。あれから何を読み解くか、という話。
いや、そりゃ若い女性の候補者の方が話題になるし、浮動票をとれるからじゃない?
私とかの凡人だと、そのくらいのレベルだけど、このお二人にかかると
「そこまでいく!?」
「でも、言われてみると確かにそうでしかありえない」
という次元まで、話がいくわけです。
それがすっごいおもしろいわけです。
というテキストだらけです、この号。
本日発売。ぜひ。