明後日、10月7日発売。
ユニコーンのニュー・シングル、「半世紀少年」。
本日発売のbridge11月号の、フジファブリック志村との対談で、奥田民生が
「(レコーディングに)俺いなくてもいいもん、って思ったんだよね。演奏してないし」
と言い切っておられる新作です。まあ、そういうバンドの、そういう曲です。
でも、民生さん、作詞は川西さんと一緒にやっておられます。
で、カップリングに入っている、「川西五〇数え唄」。
川西さん以外の4人が、手拍子だけを伴奏に、民謡みたいなメロディで、
「♪一つ 人より目が細い〜」と、1から50まで延々歌い続けるだけの、
新人バンドがこんなことやったら、たちどころに契約を切られること間違いなしな、
そんな素敵な曲です。
で。「六つ」だけは、熱心なファン以外には、ちょっと解説が必要かも、と聴いていて思いました。
「六つ 昔はストリッパー」という歌詞なんですが、別に昔、ステージ上で
服を脱ぎながら踊っていたわけではありません。
前にも書いたことがあるけど、アマチュアだった広島時代、ユニコーン結成以前は、
川西さん、ストリッパーというロックンロール・バンドのドラマーだったのです。
河名さんという、めちゃくちゃかっこいい、カリスマ的なボーカル&ギターが
率いていたバンドで、テッシーも在籍していた。
って、知ったかぶりして書いているが、実は僕もストリッパーはライブを観たことがない。
高校1年の頃、広島市内によくライブ告知のビラが貼ってあったし、地元のバンド小僧の
間では有名だったんだけど、観たいなあとか思っているうちに解散してしまったのだった。
ただ、広島フラワーフェスティバルのステージでライブをやった模様が、
地元のRCCラジオだったか広島FMだったかで3曲放送され、それをカセットに
録音して、歌詞を暗記するくらい何度も何度も聴いていた覚えがある。
なので、3曲だけ知っている。
今、ためしに検索かけてみてびっくりした。
ストリッパー、広島で、2008年から活動を再開していました。
公式サイトがあった。昔の、僕が見たチラシの写真も載っていた。
ちなみにユニコーンの「ペケペケ」のリフは、ストリッパーの、その僕が知っている3曲の中の1曲、「ナイト・シンガー」というロックンロール・チューンのリフと、似ている。
初めて「ペケペケ」を聴いた時、「あ!」と思ったが、それっきり忘れていた。
今、20年ぶりくらいに思い出しました。