前回の続き。
「フェスの現場でストールを巻く男」ロッキング・オン編集部
小川に対する、同誌編集長粉川の追及編です。
まず、首のまわりにストールを巻こうが、
キツネの襟巻きをあしらおうが、
生きた大蛇をぐるぐる這わせようが、別に干渉しない。
それは個人の自由だし、会社という組織で
上の立場にいるからといって、どうこう言うのは違うと思うし。
ただし。巨大フェスのスタッフという立場で、
現場に詰めて働く際に、なぜストールなんていう
もっとも現場的でないアイテムを、出勤時と
退勤時に、首まわりに装着する必要があるのかと。
マフラーがイヤなら、手ぬぐいとか巻けと。
ステージのバラシを担当する鳶さんを見習えと。
つまり、「ストールを巻く」という行動以前に、
その「今ここでストールを巻く気持ち」を、
私は問題にしたいと。
この現場において、首まわりにストールを巻いて
許される人。
それは、出演者だけだ。
なるほど。さすが編集長。
と、私はいたく感銘を受けたが、当の本人には、
やはり伝わらなかったようで、終始
「はあ? 何わーわー言ってんだろう、このおっさんとおばはんは」
みたいな、怪訝な表情のままの小川なのであった。
でもですね。
元々、この小川智宏26歳、「この世代で洋楽ロック好き」
というマインドのせいか、ファッションといい、
ヘアスタイルといい、全身から漂うムードといい、
このフェスにも出演してくれた、いわゆる新世代
バンドの人たちに近いのだ。
The Mirrazとか。PILLS EMPIREとか、the telephones
(特にノブ)とか。
そう、イベント「KINGS」をやっている面々の、あの感じ。
なのでこの4日間、ことあるごとに、
「小川、26歳なら今からでも間に合うって。
必死で楽器練習して、Mirrazのオーディション受けたら?」
とか、
「『KINGS』のDJチーム、『FREETHROW』の誠人くん、知ってるから紹介するよ。弟子入りしなさい」
とか言っていた、粉川と私だったのでした。
写真は、まさにそのストールを巻きつけている瞬間の小川。
フォロー。
そんな小川ですが、現場ではとてもよく働いていました。
あと、電話ズのノブくん、飲み屋とかで何度か会った
ことあるけど、いつも、小川よりはるかに
シンプルな格好です。
ストール巻いているところなんて見たことありません。