「ドラミング」って何？


ディスクレビューとかライブレポートとかで、
ドラムをプレイするさまのことを、こう書くように、
いつの間にかなっていた。
ふと気づくと、音楽ライターはみんな、普通に使っている。

少なくとも、僕が音楽雑誌や楽器雑誌を読み始めた
25年くらい前には、なかった言い方だと思う。
15年前にも、なかった。10年前にも。
おそらく、ここ5年くらいではないかと思う。

そして。
やっぱりヘンだ、と思う。
だって、ギタープレイのことを「ギタリング」、
ベースプレイのことを「ベーシング」っていう？
言わないよね。
なのに、なんでドラムだけ、そんな、ドラえもんの
妹の現在進行形みたいな言い方になっているのか。
「ドラムプレイ」でいいじゃないか。

なので、以前は、ライターからそう書かれた原稿があがってくると、いちいち
赤を入れて直したりしていましたが、今はもうあきらめました。
ただ、いまだに自分は使っていません。
そして、ここでそんなことをみなさんに訴えて、一体何になるのか？
と問われると、「何にもなりません」とお答えするほかありません。

写真は、ドラミングをする際に両手に持つもの。