続・女性誌ってすごい

続・女性誌ってすごい

女性誌のキャッチコピーってすごい。
「母さん、夏の終わりに豹になる!」とか。

ということを、以前にこのブログで、何度かネタにしました。
このへんです。

http://ro69.jp/blog/hyogo/39069
http://ro69.jp/blog/hyogo/37238
http://ro69.jp/blog/hyogo/21770

そしたら、本日、読者の方から、「私もすごいの見つけました!」
という、報告のメールをいただきました。
ありがとうございました。

で。確かに、すごい。
小学館、Domani11月号の、表紙コピー。
まず、小さく、

〉ありがとう、ニッポンの不況!
〉おかげで私、成長しました――

と、きて、大きくどーんと、

〉35歳、“華麗なる貧乏”でいこう!

です。
びっくり。というか、新しい。
女性誌って、服とか小物とか、化粧品とかアクセサリーとか、
あとおいしいお店とか、もうとにかく、ひたすら、まっしぐらに、
「読者が金を遣うようにしむける」ことを至上の命題として、
作られているものなので、こういうアプローチは、予想もつきませんでした。

という意味で、革命的なのでは、これは。
と、一瞬思ったが、ただし本気で「貧乏でいい、何にも買わないでいい、
もしくは安いものだけ買ってればいい」だと、雑誌の存在意義が根底から
揺らいでしまうので、まあ、そういうコピーで目を惹きつけておいて、
結局は、何かを買わせるよう、おすすめするわけですが。

たとえば、表紙にはこんな一文も。

ユニクロもエルメスも大好き!
35歳、働く私には、お金を払うプライドも、払わないプライドもある――
いい女は“NOTお金、BUTセンス”を使うんです!

これ、ユニクロだけだったら「革命だ」と思うんだけどなあ。
それから。個人的には、

〉結論! まず買うべきは“ガシガシ持てるバッグ”
〉“ガンガン歩けるブーツ” “ぐるぐる巻けるストール”

というコピーが、特に気に入りました。
あまりにも無理があって。

「ガンガン歩けるブーツ」と「ぐるぐる巻けるストール」はわかるけど、
バッグって「ガシガシ」持つものか?

「ぐるぐる巻けるストール」って、ストールってそもそも
「ぐるぐる巻ける」ものではないの?
じゃあ「ぐるぐる巻けないストール」もあるの?

とか、ツッコミ入れたいところが多すぎて、
もう、考えているだけで過呼吸になりそうです。
なお、

〉知花くららの『ザ・華麗なる貧乏』人生劇場

というコピーも、ちょっとこう、ひっかかるものがある。

あと、この特集とは別の記事だけど、

〉この秋、“きちんと系”いい女通勤 vs “こなれた系”いい女通勤

というページも、気になるところです。
「こなれた系」って、カジュアルとかラフってことかなあ。


ああ。やばい。買ってしまいそうだ。
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