たった今、レコード会社からアドバンスCDが届きました。
で、即座に聴きました。
ユニコーン「デジタルスープ/ぶたぶた」
4月27日リリース KSCL-1780-81 Ki/oon Records
2曲とも、作詞・作曲とも阿部義晴。
1曲め「デジタルスープ」のボーカルは、OT。
2曲目「ぶたぶた」は、基本は阿部Bボーカルで、
サビだかフックだか判断が難しい、
曲の中で2回出てくるメロディーのところのみ、OTが歌っています。
あと、メンバーみんなで合唱もしています。
既報のとおり、「ぶたぶた」は、映画「これでいいのだ!! 映画赤塚不二夫」のために
書き下ろされた曲で、まあ、いかにもそんな感じの、
童謡っぽいというか、「みんなのうた」で流れそうというか、幼稚園でおゆうぎの
時間に振りつきで歌えそうというか、そういう楽しい曲です。
歌詞はしっかり意味深だったり、さりげに言ってることのスケールが
でかかったりするが。
あと、途中のギターのフレージングと音色が、思いっきり
ブライアン・メイ(クイーン)だったりもします。
で、1曲め、「デジタルスープ」は、前作『シャンブル』でいうと、同じく阿部B作・
民生ボーカルの「HELLO」に通ずるような、でっかいタイム感の、
聴いていると目の前の景色がパーッと広がっていくような曲。
ただ、「HELLO」と違うのは、「HELLO」はサビメロが
(たぶん意識的に)わりとあっさりしてたけど、この曲は感動的なところ。
というか、全体に、本気でドラマチックで、メッセージ性の強い曲です。
イントロからAメロあたりでは、「これがシングルって地味じゃないか?」と
思いながら聴いていましたが、サビで「いや、これ確かにシングルだわ」と
納得しました。
とてもいい。
しかし、再始動後のユニコーン、最初のシングル、2回とも阿部Bの曲ですね。
前回は「WAO!」ね。
結果的にそうなった、というのもあると思うが、再始動後って阿部Bが
イニシアチブをとっているようなので(ジャパンのインタビューでも
そういう話があった)、この時期のユニコーンの、全体的な方向性を
示している曲を彼が書いてくる、だからそうなる、
みたいなニュアンスもあるのでは、と思います。
「デジタルスープ」、ライブの本編ラストとかでやられたら、めちゃめちゃ感動しそう。
早くも今から楽しみです。