出たの、もう半月以上前なので、ものすごく今さらですが。
(なので、上のジャケットも、通常盤の方にしましたが)
吉井和哉のミニ・アルバム『After The Apples』。
これ、すっごいですね。
正直言って万人向けではないと思うが、そういう意味では
『The Apples』の方が上だと思うが、そして
タイトルからして「裏『The Apples』ですよ」みたいな
主張をしている作品ではあるが、すっごく重要です、この6曲。
特に「母いすゞ」という曲。
昭和30年代の歌謡曲と民謡とか動揺とか、間違えた、童謡とか、
そういう歌を吉井が書いて、それにそこはかとないR&B感及び
ソウル・ミュージック感(今のじゃなくて昔の)を、まぶしたような感じ。
で、基本は暗いトーンなんだけど、その中に、ユーモアも、
シリアスさも、寂しさも、楽しさも、それ以外も、
もうあらゆるものがいっぺんに入っているような感じでもある。
懐かしい。だっさい。
ロック入っているけど、ロックそのものでは、ない。
なんだけど、ものすごく強い。
この曲、3曲目に入ってるんだけど、聴いていて、
終わると、何度もリピートしてしまいます。
私、日本のポップ・ミュージック・シーンにおいて、こんなものを
作れるのは、桑田佳祐ただひとりだとずっと思っていました。
それを吉井和哉がやってしまうとは、予想だにしなかった。
いや、そんなことないか。昔から、それこそイエモンの
インディー盤の頃から、こういうテイスト、吉井にはあったので。
ただ、ここまでそれを全開にして、しかもすばらしいものを
作れてしまう、とまでは思ってなかった、ということですね、じゃあ。
とにかく、ショックを受けました。という話でした。