もちろんRADWIMPSのサウンドデザインとは大きく違うが、野田洋次郎の曲としか良いようのない、
美しくて繊細であらゆる感情が渦巻く歌とメロディと音が生々しく展開された。
野田は「illionは東日本大震災が起きて、RADWIMPSのツアーの後、
スタジオに毎日こもって曲を作ったことから始まった。
でも今は新たな実験の場というか。
どちらかというとオフな自分が出てる」
というようなことをMCで言っていた。
こうやって日本でのライブを実現させ、10月には3年ぶりのアルバムをリリースすることからも、
心の底から自由に音楽と戯れる、そのアウトプットとしてのillionは、野田洋次郎にとって今とても必要なプロジェクトなのだろう。
RADWIMPSのニューアルバムとしてサウンドトラック『君の名は。』を8月にリリースするし、
創作意欲がものすごく滾っているのだと思う。
すごくすごく楽しそうだった。(小松)