THE NOVEMBERSの結成11周年ライブは、本日11月11日。
その字面にも彼らの強い美意識が表れているが、
爆音、轟音、そして美しいメロディが気高く鳴り続ける二時間だった。
フロントマン小林祐介が、「結成11周年、どこかに到達した感じはなく、まだまだやりたいという気持ちが強い」
と言って本編ラストに奏でたのは“美しい日”。
そしてアンコールでは、「多分一生やらないと思うけどメンバー紹介やりますね」と口にし、
静かに、でも愛情を滾らせながらひとりひとりメンバーを呼び込んだ。
「お互い良い時間過ごして、良い未来にとことん行きましょう」
と、最後は“いこうよ”。
11年間もの間、その高潔で透明な世界の純度を高め続けることができたことへの感謝と手ごたえが、
眩いメロディとアンサンブルに集約されていた。
随所に、その凛々しい歩みへの誇りが感じられ、また未来への期待がさらに膨らむ特別な光景が繰り広げられていた。(小松)
THE NOVEMBERSの結成11周年ライブを観た
2016.11.11 21:35