現在発売中の『ROCKIN‘ON JAPAN』5月号では、一切生い立ちを語ってこなかったamazarashi秋田ひろむの2万字インタビューを掲載しています。初のベストアルバム『メッセージボトル』をリリースするという、明らかに新しい季節に足を踏み入れている今だからこそ実現できた企画です。
amazarashiの曲には、ボロボロになって絶望する一方で、「生きたい」というエネルギーが渦巻いているのはなぜか? 「終わり」を選択することだけは何がなんでも回避しようとするのはなぜか? 光は絶対にあると信じる、その心の正体は何か? インタビューの中から発言の一部をお届けします。
■東京にいた最後のほうはもう怖くて外出れなくなっちゃって。わりと自意識過剰な感じになっちゃって。で、お酒を飲んで出かけるみたいな感じになってきて、「あっ、これもうダメだな」「バンドやめよう」と思って言って、「じゃあ俺帰るよ」っていう感じでしたね。
■フォークとか好きになり出して。よくわかんないけどちょっと真似してやってみようみたいな感じが作ったのが“光、再考”とかで。したらみんな「いい」「いい」って言ってくれるようになって、これがわいの正しい表現方法なのかなっていうふうになってきました。
■東京で対バンするとみんな敵なんですよね。でも、青森だと音楽やってるってだけで「仲間じゃん」みたいな感じで。それで、「青森で音楽ってめっちゃ楽しいじゃん」って。
■当時はほんと、いかに自分を騙すじゃないですけど、死にたい自分を説き伏せるっていうことを考えてて。なぜ今死にたいのか、死ななくてはいけないのか、それはこうだから、それはなぜなのかっていうのをずっとノートに書いて、で、それを歌詞にしていくとかやってましたね。でも、「生きてくため」っていう結論ありきで作ってて。
■なんか普通の人間だったのが一番良かったのかなっていう。普通の家庭で育って普通の教えを受けてっていう。人生を諦めることもできる、その可能性もあっただろうなあと思うけど、最後に踏み止まったのはなんなんだろうって思うと、やっぱりそれは、もともと持ってた人間性みたいな
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amazarashi秋田ひろむ、初めて生い立ちを語る2万字インタビュー
2017.04.02 13:00