BE:FIRSTに初めてインタビューをさせてもらった。その前提と、そしてなぜこの7人は今という時代に愛されることになったのか。つまり、インタビューで話した内容を書いてみます

BE:FIRSTに初めてインタビューをさせてもらった。その前提と、そしてなぜこの7人は今という時代に愛されることになったのか。つまり、インタビューで話した内容を書いてみます
初めてインタビューをさせてもらった。

誌面の原稿にも長く書いたので、ぜひそれを読んでもらえたら嬉しいのだが、自分のなかで、今この7人に訊いてみたい前提が強烈にあり、そしてきっと7人もその前提についてしっかりと語ってくれるはずだという確信に近い感覚があった。
その前提というのは、7人がお互いに及ぼしている「自己肯定の連鎖」こそがBE:FIRSTの魂であり、存在意義だということだった。

彼らを生んだオーディション番組『THE FIRST』を観ていて、これは最高だと思った。
いつの間にか、彼らがこの7人になっていく過程を見つめているだけの自分がどこか癒やされていることに気づいた。
その癒やしというのは、要するに僕のなかでも巻き起こった「自己肯定」の波なのだと思った。不思議な感覚だった。
何も持っていなかった若者たちが、お互いを認め、自分を認め、チームとして存在することの意義を見出し、自分の可能性を信じ、自分の未来とお互いの未来を愛せるようになっていく。
そのポジティブな認識の連鎖には観ている僕たちをも癒やす力があったし、何より、そこにはピュアな思いしか存在していなかった。ただただ汚れなく美しい時間として存在していた。
すごいと思った。そんなグループはきっとそうは存在していないし、この7人が、この7人になっていく過程にはどこか奇跡じみた、猛烈なる純化のプロセスがあった。
そして、僕はそのプロセスを生きていた7人に、そのときの感情と、今彼らを取り巻いている巨大な渦のような現状における、しかしそれでも彼らが保てている(ように見える)「平常心」のあり方と理由を訊いてみたいと思った。
そこには絶対に、この7人にしかわからないような「肯定」の連鎖があると思ったし、そこにこそBE:FIRSTが今、この2022年という時代に愛されることの最大の理由があると思った。

実際に会い、話を訊かせてくれた7人は僕の想像以上に、純化された空気をまとっていた。驚いた。インタビューをさせてもらった時間は最高だった。
SKY-HI・日高くんも来てくれて、僕と一緒に7人の本質を引き出してくれた。本当に得難い時間だった。

大切なインタビューになった。ぜひ、多くの人に読んでほしい。
5月30日に発売されるJAPANをぜひ手にとってみてほしい。期待してほしい。(小栁大輔)


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