ツアーファイナル Zepp Haneda公演で観たマルシィのポップ

ツアーファイナル Zepp Haneda公演で観たマルシィのポップ
オープニングのSEが流れる中、ステージ下手から逆光のライトを受けてメンバーが登場する。そして、板付いたフロント3人の姿がシルエットで浮かび上がる瞬間、客席に放たれたフェロモンが凄かった。
吉田右京が持つ華はマルシィの大きな強みだ。歌や演奏技術やMC話術は経験と鍛練次第で向上していくしマルシィのそれも発展途上だが、それとは別次元でアーティストにとって努力ではどうすることも出来ない先天的な魅力を彼は持っていると思う。

マルシィにとって二度目となる全国ツアー"melt into you"のファイナルZepp Haneda公演を観た。
キャパ3000人のところに10倍以上のエントリーがあったとのこと。今のマルシィの勢いは留まるところを知らない。この日も右京が歌うリアルで切ない失恋ソング、ロックバラードに満員の観客は酔いしれていた。
本編の最後に演奏された"大丈夫"での3000人のシンガロング、この光景がマルシィの現在地を明確に示していた。
(海津亮)
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