4月から始まっていたあいみょんの全国ホールツアー、AIMYON TOUR 2023
-マジカル・バスルーム-東京公演を観た。この日の東京ガーデンシアター初日はツアー29本目だった。
昨年8月にリリースされた4thアルバム『瞳へ落ちるよレコード』は、楽曲ごとの振幅の激しさからアルバムトータルの満足感が破格のアルバムだったが、本作を中心に構成された今回のツアーはアルバムとはまた違う、より濃密なライブ空間であり2時間だった。
あいみょんのライブにはいくつかの決め事のようなものがあるのだが、そのひとつに客席との直接的なコミュニケーションがある。大きな歓声やコールアンドレスポンスに加え、かなりの長い時間、任意のお客さんとそれぞれダイレクトにやり取りしたりもする。今回のツアーではコロナを経て3年振りにそれが復活した。
お客さんの生の声援、反応を受けることでライブが進むにつれてステージ上のあいみょんも高まっていく。このツアーはそれがあることで本数を重ねるごとに生き物の様に成長しているように見えた。
あいみょんにとっての新たな国民的スタンダード曲となった"愛の花"が素晴らしかった。
ツアーはこの後、追加公演を含めて11月まで続く。
(海津亮)
あいみょん、全国ホールツアーの東京ガーデンシアター初日を観た!
2023.07.19 22:58