自分を奮い立たせるような歌を歌うヤユヨが好きだ。新曲“エス・オー・エス”を聴いたとき《愛想だけいい女の子に/私、絶対ならない!》という歌詞が印象的だった。人を目の前にするとどうしても相手にどう思われているかが気になってしまうものだけど、特に恋愛においては、自分がどういう人間か曝け出しておかないと後々になって自分が苦しくなっていくだけだ。
作詞をしたリコ(Vo・G)はインタビューで「自分は《愛想いいだけの女の子》」だと素直な気持ちを語ってくれた。だからこそ脱却したいという想いがこもった歌詞だから、より一層リスナーの心に響くのだろう。
もうひとつの新曲“ふたり曜日”は、性別も飛び越えてどんな形の恋愛にも寄り添う楽曲になっている。これまで恋する女の子の気持ちをたくさん描いてきたリコが「私」という一人称や女子特有の表現を使わずに書いた歌詞は、とても優しくてあたたかい。
今年5周年イヤーのヤユヨ。この5年の間にもさまざまなチャレンジをしながら進化を遂げてきた。
“エス・オー・エス”と“ふたり曜日”も、ヤユヨが得意とするラブソングでありながらも、今までにないアプローチでそれぞれ異なる恋愛模様を描いた、新たな一面を垣間見れる楽曲に仕上がっているので、ぜひどちらも聴いてほしい。
インタビューはリコとぺっぺ(G・Cho)のふたりだったが、9月末の公演からはな(B・Cho)がライブ復帰という嬉しいニュースも飛び込んできた! 秋のツアーも元気に駆け抜けてくれますように!(有本早季)
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ヤユヨは挑戦をやめない! 新たなアプローチの最新ラブソング“エス・オー・エス”と“ふたり曜日”にじっくり迫りました!
2024.09.25 13:00