アルバム収録の“Send To You”がスマッシュヒットを飛ばし、国内だけでなく、海外でも大注目を浴びる彼らは、その後もジャズテイストのポップソング“Rear”とアッパーなファンクソング“脳におまじないなme”を発表した。今年にリリースされた楽曲たちは、彼らの特とするジャンルとポップスをかけ合わせながら、新たな形を試行錯誤しているかのように私は感じていた。
ただ、その中でサウンド、パフォーマンス面で確実にバンドが成長していることもわかったし、ほぼ全曲のソングライティングを担当するHiyn(Vo・G)の歌詞の世界観やメッセージに幅が広がっていることもわかった。
結成から1年ほどでメジャーデビューを果たし、超高速で走り続ける彼らがさまざまな経験を経てリリースした『The Seeds』。どんな思いを込めたのか。そして、その先はどうしていくのか──気にならないわけがない……しかし、Hiynから飛び出したのは驚きの言葉だった。
この感じのluvではなく、また新たな一面を見せてくるのか。そう思ったのと同時にluvの音楽の根底にあるのはヒップホップ要素も取り入れたフュージョンではないかと私は悟った。多彩な側面をメジャーデビュー以降、多くのリスナーに知ってもらえているからこそ、彼らはその本質、芯の部分にある自分たちの音楽を提示したいという決意なのではないか。今年に入ってluvは「あったかソウル」を軸にやりだして、EPがその集大成的なノリではあって。この感じはこれで最後にしようかな、みたいなことがEPの軸としてありますね。今年の締めくくりとしてこれを置いて、来年からはこの感じがなくなるかなと思います。今みんなで作っているデモはもっとヒップホップ色が強めになってます(Hiyn)
そう考えることで納得できる部分と、ではなぜそういう決断になったのかという疑問が浮かぶ。今回のインタビューでは、この発言の真意と彼らが抱える葛藤、そして今年を通してリスナーに届けたかったという「あったかソウル」についてメンバー全員でたっぷりと語ってくれています!
まだ、チェックできていないという方はもちろん、最近luvと出会った方にも必読の内容です!(岩田知大)