有賀幹夫さんのイエローモンキー写真集(宝島社・刊)、本日、いただきました。
本当にすばらしい写真が無防備につまった、強力なドキュメンタリーとなっている。さらにDVDが付いていて、『SICKS』当事の撮影模様が映像で収められている。
帯には「めくるめくTHE YELLOW MONKEYの青春ストーリー」と書いてある。
『SICKS』のレコーディング時に撮影された、ブライトン・ピアのメリーゴーランドの写真にかけてあるのだろう。
有賀さんは、吉井和哉詩集『SO YOUNG』の時に撮影していただいた。
当事、バンドの解散は発表されていなかったけれど、この曲を聴いて「なにかが終わった気がする」と喫茶武道でお話ししたことを思い出す。
イエローモンキーというバンドは、メンバー本人はもちろん、その時間を共有したすべての人にとって「終わりのない青春」だった。「赤く開いた天国の扉」だった。
そしてそれは、ロックンロールという言葉の本質とまったく同じなのである。
そんなことを、写真集を見ながら思いました。
JAPAN次号の表紙巻頭特集も、この『HEAVEN』の作品を使わせていただいてます。(井上)