渋谷のduoにて完全招待制のフリーライヴ。アコースティックセットでのライヴということで、メンバーもお客さんも椅子あり。ひなっちとシンペイは、なんとジャケット姿。似合ってたけどね。

でも最大の見所は、もちろんリアレンジされたテナーの新旧楽曲。スケルトンボディのように骨格をあらわにして、そこに光の粉を塗したようなテナーの裸の歌とメロディーとアンサンブルは実に美しかった。逞しい肉体と大きな翼を持つロックバンドとしてのテナーも強力だが、それらを取り払ったときに浮かび上がる楽曲の合わせ鏡のような奥行感も彼らだけが持つ特別な個性だ。(古河)