DEAD ENDを目撃

DEAD ENDを目撃

20日(土)、鹿鳴館30周年記念イベント「鹿鳴館伝説」@JCBホールにDEAD ENDが出演した。44MAGNUM、D’ERLANGER との共演。

バンド出演直前の映像が、Googleのように地球→日本→東京→目黒駅西口→鹿鳴館の中に入っていってステージが大写しになったところでメンバー登場。まるで鹿鳴館のステージに出てきたような構成になっていた。

DEAD ENDはトップバッター。黒いロングコート&いつもより逆立った髪で登場したMORRIEは、そこはかとなく鹿鳴館チック。フウッ!と叫び、頭をぶんぶん振っていた。

“ドレス・バーニング”が終わって歓声があがると、ドスの効いた声で


「やかましわっ!」


と一渇。

……と思いきや、「てなことを25年前は言ってました。歓声大歓迎やから」と言っていた。

「用意はええか?」「ええか!?」といつものように煽っておきながら、歓声があがると、

「何の用意や」
「……死ぬ用意か?」
この独特の緊張感がいい。

この日のドラムは、「MINATOでも真矢でもない」と聞いていた。

2階から見た限り、おそらく見たことはない、若い、イケメン風(すいません、矯正視力も限界で)のドラマーが叩いていた。

相当なプレッシャーだったろうに、真っ直ぐに堂々とプレイしていた。

曲によっては演奏のばらつきもあったが、それがなんともバンドっぽい空気を生み出していた。COOL‐JOEのベースがさらに重厚に聴こえた。
DEAD ENDは、もはや「20年ぶりに甦った伝説のバンド」ではなく、現役バンドとしての第一歩を踏み出したように思えた。

「時間ないからガンガン曲行きたいけど――みんなもおそらく興味津々なドラムを紹介します」とMORRIEに紹介され、スポットライトが当たった。

それにしても。新作『METAMORPHOSIS』からの曲がメインだったが、まさか、イベントで最後にあれをやるとは。

22日大阪は、ガスタンクと四鬼夜行ですよ。(井上)
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