連休2日目の今日は、渋谷でガリレオ・ガリレイのワンマン。
3月にやった初ワンマンが代官山UNITで、今回はクアトロ。もちろんお客さんはギュウギュウ。
彼らのライヴ自体を観るのはほぼ3ヶ月ぶりで、なんだずいぶん久しぶりな感じがした。

で、ひとまわり大きくなった会場にふさわしく、というかそれを上回る勢いで、とても逞しい演奏のライヴを見せてくれた。前回のワンマンはさすがに緊張の色が濃かったんだけど、今回は自分たちの演奏とか、お客さんからの声援とか、いろんなものを全部ひっくるめて、きちんと楽しめてライヴしてる感じ。

セットリストは彼らの持ち曲をまんべんなくプレイしつつ、新曲も2曲やった。東京に出てきた自分たちの、いろんな歯がゆさとか、前に進んでいく実感とか、そういうリアルな感情を生々しく込めた曲と、男女の愛憎の物語を、第三者の視点からダークなテイストで歌う曲。後のほうはずっと昔からあった曲だと言っていたけど、どちらも「ガリレオらしさ」をより一歩広げるような新鮮さ。お客さんも全然違和感なくノッたり、聴き入ったりしていた。MCでも言っていたけど、いまは次のフルアルバムという目標に向けて、とにかく曲をガンガン作っているそうだ。きっと、あっと驚くような曲がいっぱい出てくるんだろう。

それにしても、ガリレオはメロディや言葉のポップさが一番の武器だからあんまり意識されてないと思うけど、4人とも演奏に対する意識がすごく高い。ライヴを観るとそのことがよくわかる。もちろんめちゃくちゃ練習してるんだと思うけど、「ここでビシッと揃える」とか「ここでガーっと盛り上げる」とか、そういう4人の統率感がはっきり伝わってきて気持ちいいのだ。そこに向けて、それぞれ自分が何をしなきゃいけないのか、すごく考えた上で全員がプレイしている。で、結果どんどん、ロックバンドとしてのカッコよさが身についてきてると思います。

写真は終演後、カメラを向けると相変わらず瞬間的にじゃれ始める4人。メンバー同士が仲良しなバンドは多いけど、こういう距離感でずーっとベタベタしてても変じゃないバンドはいま、ガリレオぐらいだ。
ドラムの尾崎弟は寝ぐせではなく、くしゅっとしたパーマのかかった髪型になっていました。ベースの佐孝も実はパーマかけたのに、ぜんぜん目立たなくてもったいないことになっています。

あと、10月に恵比寿のリキッドで3回目のワンマンが決定！　その前にはロック・イン・ジャパンもあります！　どちらもすごいことになるんじゃないか。いまから楽しみだ。（松村）