毛皮のマリーズ・志磨、混迷と疾走と
2010.09.20 15:34
NHK「BSデジタルどーも」のテーマソングを毛皮のマリーズが手がけることになった。週末から流れはじめているらしい。
と、話題がつきない毛皮のマリーズだが、初のメジャーシングル『メリー・ルー』が素晴らしい。
フレンチ・ポップの甘さと毛皮のざらついたロック・フレイヴァーが見事に合体、ピュアで中毒性をもった名曲。
ポップミュージクの核心部に突っ込んでいる。
一方、ライヴでおなじみの“コミック・ジェネレイション”は、バンドとリスナーをつなぐアンセムソングだ。
先日、JAPAN次号のインタヴューをしたのだが、これがかなり興味深いインタヴューとなった。
志磨はブログでしゃべれなくなった…と混乱していたし、
取材翌日にいきなり届いたJAPANの連載コラムもその戸惑いをつづっているし、
実際、2時間半もの大手術となったが、
それによって彼が抱えているジレンマや、毛皮のマリーズというバンドの構造のユニークさ、ロックというメディアとしての有効性がさらけ出されたと思う。
じっくり読んでほしい。
写真は、撮影時の風景より。
(井上)