昨日はアルバム『センチメンタルマインド』を引っ提げて全国5ヶ所を回るツアーのファイナルを観にduo music exchangeへ。
今回のツアーはサポートキーボードを迎えての演奏。それによってサウンドに奥行きと広がりが加わり、彼らの楽曲の世界観がより温かみをもって描かれて音に包みこまれるよう。
前回観たライヴは夏の終わりころ。その時に「彼らの音はこの季節に似合う」とこのブログに書いたが、この日もそんなことを思った。ぬくもりのあるアンサンブルと早川のハイトーンヴォーカルが、冬の冷たい空気を伝わって空高く舞い上がっていくようで心地よい。
そんな、季節とともに色を少しずつ変える彼らの楽曲は、その根底に苦しいことばかりの日々にほんの少し訪れる、喜びや笑顔が訪れる瞬間を信じるやわらかな光を宿しているからこそ、いつ聴いても心に染み込んでくるのだと思う。
そっと背中を押してくれるやさしい空気に満ちた素敵な時間だった。(中村)