MERRY、10年間の歴史を刻む@Zepp Tokyo
2012.04.30 22:57
今日はMERRYのワンマンライヴ@Zepp Tokyo。
バンドの10thアニバーサリーの最後を飾ると共に、ここでひとつ区切りを付け、さらに先へと進む意志を見せ付ける、集大成というべきライヴだった。始終テンションが高い。しかも2部構成!
第1部は去年リリースしたアルバム『Beautiful Freaks』の完結編。
今のMERRYの存在証明のような、クレイジーで攻撃的でなおかつ真摯なライヴ。
別れと悲しみを刻み、それらを弔うような祈りの曲“SWAN”は、今まで披露されなかったが今日やっと聴くことが出来た。
そしてブレイクを挟み、「2部はみんなのためにあります!」という観客にむけてのネロのアナウンスを経て始まった第2部は、ファン投票を受けてのリクエスト・ライヴ。
メンバー全員スーツ姿でクールに登場しつつも、曲が始まるといきなりタガが外れたように弾けて暴れまくる姿はさすがMERRYというか。昭和歌謡ありパンクありへヴィ・ロックあり……と雑食性なバンドの本性を惜し気無くさらけ出しぶち上げまくる!
“頭がザクロ”とか“オリエンタルBLサーカス”とか、変態とポップが表裏一体のMERRYならではの楽曲の連投に、やっぱりこのバンドは面白いと改めて思う。
最後にやった新曲“群青”は、MERRYの10年間と歌詞を書いたガラの物語が凝縮されたような曲で、そこに込められた熱い思いや未来への希望に、聴いていて胸がぐっと熱くなった。
約3時間半、まさに完全燃焼のライヴだった。
11年目のMERRYも楽しみ。夏にはツアーも決定!(福島)