THE★米騒動の成長

THE★米騒動の成長

セカンドミニアルバム、『十九歳でぜんぶ終わる』。
7月11日発売。

なりふり構わない衝動と若気の至り全開の雑食で高カロリーな音楽性、
ギターもベースもドラムも歌も「なめんじゃねえ」と「かかってこいよ」を
そのまま音にしたようなキレッキレのライヴ。
それがTHE★米騒動が前作『どうでもいい芸術』で体現していたことだとしたら、
今度のミニアルバムで、彼女たちは間違いなく大人になりました。
文字通り『十九歳でぜんぶ終わる』という諦めなのか達観なのか、
おそらくそのどっちも引っ括めてなんだろうが、
とにかくそっからがほんとの勝負だと気づいたような、そんな中身の詰まった作品。

普通、とくにロックバンドとかの場合「大人になった」とかいうと
どこかネガティヴな意味合いも生まれがちだが、
このバンドの場合、そうじゃない。
というか、一般的な意味合いにおける「大人になった」とはまったく違う。
むしろ、前作のときよりも尖っているし中指立てまくってるし叫びまくっている。
ただ、それを四方八方に撒き散らすのではなく、
届けるべき相手にまっすぐ投げ込んでいる。
だから「伝わる」精度と強度がぜんぜん違う。

6月30日発売のJAPAN8月号で、3人へのインタヴューを掲載します。
各地のフェスで不特定多数の前で演奏したことが、
変化のきっかけになったみたいだ。(小川)
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