「ツアーファイナルとか、サカベ(B)が今日卒業とか、夏が終わっちゃうとか、どうでもいいんだよ。俺たちはロックンロールバンドだから。3人で演奏してれば最高なんだ!」というワタルS(Vo&G)のMCがすべてを物語っていた。最高にはっちゃけたカッコいいロックンロール24連発!
最初は、感傷を吹き飛ばすように曲をたたみかけている。と思ったが、どんどん曲が進むにつれてそれは感傷ではなく、彼らは前しか向いてないんだ、ということがわかってきた。“恋してクレイジー”の後半、未来も過去も関係ねえだろー!?というエモーショナルにぶちきれた歌が心に響いた。
ニューアルバム『YOUNG BLUE』をひっさげた全国20ヶ所ツアーファイナル。アルバムからの楽曲から初期のナンバーまで全網羅した選曲。ご機嫌なメロディと、ソリッドでかっこいいロックンロール。新作の楽曲は、痛みを受け入れて前に進む覚悟のようなものがあるが、ライヴで聞くとやはりSISTER JETのキラキラ感がちりばめられていた。
“Johnny B good”では、ケンスケアオキ(Dr)が旗を持って登場したり、“young pretender”ではショウサカべとワタルがベースとギターを抱えて向き合いながらサカベはそのまま後ろに転げたりといったいつものSISTER JETらしいステージだけに、この形ではもう観れないのかと思うとせつない気持ちにもなった。
アンコールのMCで、サカベは
「こんな俺と12年もバンドやってくれてありがとうございました」とふたりに言いながら、いつも遅刻したことを謝っていた。この場で!?
ワタルはすかさず「ぜってー15分遅刻するんだよな」と突っ込んでいた。
そういえばサカベは、終演後の楽屋でも、いつものようにチュッパチャプスを舐めていた。そのまま関係者が集まって、みんなの前でひとりずつ挨拶することになった時、後ろ手に飴を隠していたのがなんだか子供みたいで微笑ましかった。
「SISTER JETこれからも好き放題かっとばして、フルスウィングでやっていこうと思います!」とワタルは挨拶で語っていた。それぞれの活動に期待したい。
写真は、そんな終演直後の晴れ晴れしい3人。
このツアーファイナルは、JAPAN10月発売号にライヴ評掲載します!(井上)
セットリストは以下の通り
1.Dear My Friend
2.8ビートはバンク少年のもの
3.La La Dance
4.マギーメイ ブルース
5.ヘヴン
6.バイバイ ハニー
7.トーキョーミッドナイトブレイクダウン
8.恋してクレイジー
9.I know
10.Under the Sun
11.LOVE SONG ON THE AIR
12.キャラメルフレーバー
13.to you
14.しろくま
15.SAY YES
16.ラブコメ
17.さよならポケット
18.Johnny B good
19.DJ SONG
20.young pretender
21.Mr.Lonely
EN1
22.17
23.hello goodbye days
EN2
24.カウント 2