「たむらぱん 2012 ワンマンライブ全国ツアー」のファイナルとなるSHIBUYA-AX公演を見てきた。

登場からぴょんぴょん跳ねまわって歌う、パワフルなたむらぱん！
彼女ののびやかでやさしい歌声は、ちょっとトゲトゲした心も、疲れた心も、
すっと和らげて開放していくような、不思議な魅力にあふれている。

そんな中、10月にリリースされた５thアルバム『wordwide』に収録されている
“ぼくの”、”でもない”は、自らの存在意義を問いかける、柔らかいんだけどシリアスな歌詞が印象的。
ひとりひとりに丁寧に語りかける歌い方も手伝い、彼女の素の心を垣間見たような瞬間だった。

軽やかでキュート、だけど芯は頑固なくらいしっかりしてる。
そんなたむらぱんの世界を、キーボードがふたりのバンド編成+女性コーラスで
さらにカラフル＆ポップに彩り、スケールを大きなものにしていた。

そしてそして、ツアーファイナルということで、
たむらぱんが楽曲を提供した私立恵比寿中学がゲストで登場！
”結果オーライ”と”大人はわかってくれない”の２曲をコラボ。

たむらぱんがエビ中のセンターで歌い踊る（！）という貴重な瞬間を目撃できた。
２組のキュートな魅力がかけ合わさって、とにかくキラキラでドリーミーだった。

このツアーファイナルで今年の大仕事は終わり、と語っていたたむらぱん。
来年の活動にもぜひ注目したい。（小新井）