第15 回:ZAZEN BOYSと山下洋輔&坂田明

第15 回:ZAZEN BOYSと山下洋輔&坂田明

16日(日)、リベルタステージ3番手、ZAZEN BOYS。
既報のとおり、山下洋輔&坂田明という、日本のジャズ・シーンを
代表する天才、おふたりとセッションです。

いかにすごいことになっているかは、リハをのぞきに行った渋谷陽一が、
ブログで書いております。
これ。→ http://ro69.jp/blog/shibuya/34280

フェス事業部次長・辻も、ショック受けまくりながら書いています。
これ。→ http://ro69.jp/blog/rofes/34261


そもそもですね。ZAZEN BOYSって、ロック・バンドの編成で、
ロック・バンドのサウンド・フォーマットによって、音楽を作っている
集団ですが、時々、いや時々じゃないな、結構高い頻度で、
「ロックを踏み越える」瞬間がありますよね。
というか、ロックを踏み越えていくロックをやる、ということ自体が、
このバンドのテーマのひとつになっている、そういうフシがあると思う。

ロックだけど、ダブ。ロックなのに、ヒップホップ。
ロックでありながら、ミニマル・テクノ。ロックで、かつジャングル。
ロックでありつつ、アンビエント――どれもやっていると思う、このバンド。
で、それらの中に、「ロックでフリージャズに挑む」、というのもあると
僕は思っているんだけど、それでもって、この日本最高峰の、というか世界レベルの、
このお二方に挑んでしまう、というのは、これ、「ZAZENが!」とかじゃなくて、ある意味、
日本のロック史に残る事件だとまで、言っていいと思う。

ファンであれば、いや、ファンでなくとも、立ち会う価値、ありすぎだと思います。

こないだ、NHK教育で土曜の夜中にやっている、『schola 坂本龍一 音楽の学校』で、
ピアノをプレイする山下洋輔を観て、あまりのすごさに絶句した私も、楽しみにしてます。

あ、あと、ファンはみんな知ってるけど、坂田明氏は、元Polarisで、
現在セッション・ドラマーとしてあちこちで活躍中の、坂田学のお父さんでもあります。
っていうと、ロック・ファン的にちょっとなじみ深くなるかなあと思って、
書いてみましたが、書かなくてよかった気もします。
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