リベルタステージ4番手。『JAPAN JAM 2010』、2日間の大トリは吉井和哉です。
一応、もう一度ご紹介。
通常の吉井ソロ・パートのバンドは、トライセラ吉田佳史、三浦淳悟、鶴谷崇、
そしてソロでのライブ始動時から吉井を支え続ける日下部バーニー正則、
というメンツで、プラス、久々にエマも参加! という編成。
そして、セッション・パートは、昨年12月にリリースされた、
ザ・イエロー・モンキー・トリビュート・アルバムに参加した面々が、
バンドを組み、それをバックに吉井がイエモンの曲を歌う。
という、恐ろしい企画です。
ギター:Nothing’sのウブ、ベース:同じくNothing’sでありテナーであり
その他もいろいろであるひなっち、ドラム:バックホーンのマツ、
さらに、黒猫チェルシーの大知&澤、というメンバー。
その上、同じくトリビュート・アルバム参加メンバーである、フジファブリックも出演。
どうします、このメンツ。
で、歌うのはイエモンの曲。
ちょっと、もう、正直、「いいの?」とすら言いたくなります。
って、フェスのスタッフ側の人間が言うことでは、まったくないが。
でもほんと、これ、首都圏でワンマンだったら、横浜アリーナ5回くらい即完すると思う。
だけど、首都圏でワンマンだったら、たぶん吉井、これ、やらないとも思う。
「こういう趣旨のフェスだから」という理由で、やってくれるのだと思います。
あと、もっというと、たとえばこれ、イエモン活動休止直後だったら、
まずやってないですよね。解散を発表した直後でも、やらなかったと思う。
で、4年前でも、3年前でも、2年前でも、やらなかったのではないか。
というか、やる気になれなかったんじゃないか、と思う。
そんなこと言ったら、去年のトリビュート・アルバムだって、
たとえば3年前だったらやらなかったんじゃない?
と言われそうだし、確かにそうだと思うけど、ただし、そう考えるなら、
あのトリビュート・アルバムが出た時に、こういうライブを
やったってよかったわけですよね。
でも、やらなかったでしょ、吉井さん。
参加バンドがいくつか集まったイベントは行われたけど。
なんで? とは、思いません。やらなかった理由、なんとなくわかる気がしますよね。
でも、今回は、こうしてやることにしたわけです、吉井和哉は。
つまり、いろんな意味で、「今のこのタイミングである」というのと、
「このような趣旨の、『JAPAN JAM』というフェスである」という理由で、
決めてくれたのではないか、という気がします。
以上、本人にきいたわけでもなんでもない、私の勝手な邪推ですが、
そういう意味で、これ、限りなく、一期一会の企画なのではないかと。
逃さないほうが、よいと思います。