アムネスティによるボブ・ディランのトリビュート・アルバム

アムネスティによるボブ・ディランのトリビュート・アルバム

トリビュート盤で気になるのは2点で、ひとつは代表曲に果敢に挑んでいる冒険野郎は誰か? そしてもうひとつは、意外性でビックリさせてくれる反則技の名手は誰か?

前者のポイントでいうと、まずこの2点。
Ziggy Marley「Blowin' in the Wind」
Seal & Jeff Beck「Like A Rolling Stone」

ハードルの高い曲を誰にどうクリアしてもらったらいいものか?
担当者が頭を抱える難関ポイントなんですが、
これは、ある意味何をやっても許される人に任せる、という
大人の知恵が上手い、というかズルい。
2組とも原曲を完膚無きまでに解体してくるはずなので、こちらも肩の力を抜いて待機。

後者でいうと、この2つ。
State Radio「John Brown」
Evan Rachel Wood「I'd Have You Anytime」

「John Brown」は、正式レコーディングされていないものの、
ライブで時折出現するレア曲。
60年代初期の反戦歌で、歌詞に惨い表現が多いため本人も録音は控えているんですが、
敢えてその曲を選ぶ根性、いいですね。
そして「I'd Have You Anytime」は、ジョージ・ハリスンとの共作で
ジョージのアルバムで有名になったものの、そういえばディラン版は無かった曲。
今回一番「その手があったか…」てな気分にさせられたのが、これ。

と、音を聴く前から、まずは野次馬気分でメニューを眺めて盛り上がっていますが、
あの歌があの声で聴ける!という意味で素直に楽しみにしているのは
Sinead O'Connor「Property of Jesus」
Elvis Costello「License to Kill」

という、辛口組の2曲。
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