ブラーのデーモン、自撮り世代の現ポップ・カルチャーを批判

★今月末、12年ぶりの最新アルバム『ザ・マジック・ウィップ』を遂にリリースするブラー♪♪♪ですが、
今週末の英Sunday Times Culture magazineにも彼らのインタヴューが久々に登場。

(1)取材中に「最近の音楽シーンの傾向」について訊かれたデーモンは、
現世代アーティストの「社会・政治意識の欠如」を嘆き、こんな批判コメントを。

「今の音楽状況を見てごらんよ、意味のあることを歌ってる連中がいる?
現若年世代アーティストはみんな自分のことにしか興味がないから、周りで起きていることには無関心なんだ。
いわゆる”セルフィー(自撮り)世代”ってやつだね。

今の若手アーティストはみんな『自分がどう感じているか?』についてしか歌ってない。
だから決まり文句だらけのつまらない歌ばかりなんだよ。
自分の感情を歌にするのも勿論ソングライティングの重要な一部だけど、
もっと自分の周りの状況にも目を向けるべきだと思うけどな、もうじきこの国も総選挙があるんだから」

(2)来る5月7日に迫っている英国の総選挙について訊かれ、
「あなたの理想的な新体制政府は?」という質問に対するデーモンの答えがこれ。

「核弾頭ミサイルと軍隊の縮小政策を実行しようとする意思がある、
グリーン党と労働党の連合政府が最も理想的かな」。

そういえばデーモン、最近筆者がインタヴューした時も、

「今は誰もがTwitterや各種SNSで俺が!私が!という感じで”15分間の名声”を得ることにしか興味がない非常に自己中心的でナルシスティックな時代だ」と嘆いていたっけ、、、。

★そんな話も含め、
デーモンが「ブラーの今と今後」をがっつり語リ倒した最新インタヴュー(日本独占!)は、
5月1日発売の次号Rockin'onに掲載されます。
ファンなら必読♪♪♪
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