ポール・マッカートニー、ストーンズ、ノエル&リアム、ザ・キンクスetc 今年のクリスマスメッセージいろいろ♪

ポール・マッカートニー、ストーンズ、ノエル&リアム、ザ・キンクスetc  今年のクリスマスメッセージいろいろ♪

★英米などのキリスト教圏に住む人々にとってクリスマスは日本の「お正月」にあたる1年で最も重要な国民行事。
バンドやアーティストがSNSでファンに発信するクリスマスメッセージも「過去1年お世話になった人々(アーティストにとっては過去1年、自分達の活動を応援してくれた世界中のファン)」に送る年賀状みたいな超重要な位置づけなので、
使われている図柄やメッセージにも各アーティスト特有のキャラや創作スタイルが透けて見える楽しいものばかり♪

★今年の「クリスマス翌日=12月26日、ボクシングデー(祝日)」のSNSで目立ったものをいくつか選んでみました。

(1)サー・ポール・マッカートニー



(2)ザ・ローリング・ストーンズ


♪筆マメなミックは今回もちゃんと「近影」つき。



(3)リアム・ギャラガー
リアムさん特有の言い回しによるちょっとリスキーな「1 Love」メッセージ。
文末の「Love you longtime」というのは、映画『地獄の黙示録』中でベトナム人の娼婦達が米兵を誘う時に使っていた客寄せセリフ(汗)が元ネタ。
最近の英国ラッドの間ではちょっとcheekyなトーンの「I love you」として常用されている。

 

(4)ノエル・ギャラガー兄貴。
「来年5月にリリース予定」の新作用に、
今年4月28日@アビィロード・スタジオで録音した「ストリングスセッション映像(撮影もノエル自身)」つき。
「次作でオーケストラやストリングスが大フィーチャーされている」という説は本当だったみたい。



(5)プライマル・スクリーム
彼ら曰く「若くて、ラウドで、小生意気で能天気だった頃」の画像つき(ボビーのヘアスタイルから察するに『スクリーマデリカ』期?)。



(6)ザ・リバティーンズ
英マーゲイトにあるリバのアジト&ホテルのラウンジで撮ったと思われるメンバー全員の近影つき。
最近は全員がハッピー&ヘルシーな表情なのが嬉しい。



(7)マニック・ストリート・プリーチャーズ
サンタ帽を被ったジェームス(笑)。



(8)ザ・キンクス
ねじくれ風刺ユーモアにかけては世界一!の「ロンドンっ子」の代名詞といえば、やはりこの人達。
「子供の頃はサンタの存在を信じていた少年が成長し、デパートでサンタの扮装をして客寄せをする仕事に就く。

男はサンタの扮装をしたままで帰路につくが途中で貧しいギャング少年たちに遭遇!

「子供だましのプレゼントなんかいらねぇから有り金全部よこせ!」と袋叩きにされる、、、。
というオイルショックで不況のドン底にいた「77年当時の英国」を悲喜劇的に描いた歌詞をもつ”Father Christmas”のジャケ写つき。
今の物価高騰! 不況UKの状況にも通じるメッセージ、ということで選んだ?(笑)。




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