偉大なアーティストの汚点アルバム

偉大なアーティストの汚点アルバム

★最近ノエル・ギャラガーが、
オアシスの4作目『スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オヴ・ジャイアンツ』を挙げて、
「あれは作るべきじゃなかった、、、」とメディアで語り、

UK内の各フォーラムでも、

「何だよ~~~、俺あのアルバム大好きだぞ!!!」
「俺も!!!
”ガス・パニック”とか、”サンデイ・モーニング・コール”とかいい曲がいっぱいあるじゃん」
「誰がなんと言おうが俺も未だに聴いてるぞ!!!」

等ファンの反論が大量に殺到していたわけですが。


★それに因み、またあのNME.comで、
「偉大なアーティストの駄作アルバム(!)」という、

いかにも英国人らしい「揚げ足取り」記事を掲載しています(汗)。


☆まず、今回NMEの編集部が選んだ、
「偉大なアーティストの輝かしいキャリアにおける”汚点”アルバム、
(作品の中には後にアーティスト自身が「あれは失敗作だった、、、」と認めたものも含まれている)」は、
以下の8枚。

ж ザ・ビートルズ、『イエロー・サブマリン(1969年)』
ж ブラー、『レジャー(1991年)』
ж レッド・ツェッペリン、『イン・スルー・ジ・アウトドア(1979年)』
ж ルー・リード『メタル・マシーン・ミュージック(1975年)』
ж ブロンディ、『ザ・ハンター(1982年)』
ж レディオヘッド、『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ(2003年)』
ж ブルース・スプリングスティ-ン、『ヒューマン・タッチ(1992年)』
ж マニック・ストリート・プリーチャーズ、『ライフブラッド(2004年)』


☆さらに、「歴代のアーティストによる最悪のアルバム」評を、

ご丁寧にも克明かつ長々と(しかも大量に!)書いている以下のブログ、
http://www.profwagstaff.com/2011/07/22/the-worst-albums-by-great-artists/

におけるセレクションの中には、こんなアルバムも挙げられてました。

ж Mardi Gras(1972), Creedence Clearwater Revival
ж Victim Of Love(1979), エルトン・ジョン
ж Saved(1980), ボブ・ディラン
ж Sometime In New York City(1972), ジョン・レノン
ж Gone Troppo(1982), ジョージ・ハリスン
ж Never Let Me Down(1987), デヴィッド・ボウイ
ж Keeping The Summer Alive(1980), ビーチ・ボーイズ
ж Door To Door(1987), ザ・カーズ
ж Goodbye Cruel World(1984), エルヴィス・コステロ
ж Red Rose Speedway(1973), ポール・マッカートニー
ж Hot Space(1982), クィーン
ж Cut The Crap(1985), ザ・クラッシュ
ж Pilgrim(1998), エリック・クラプトン
ж Songs From " The Capeman"(1997), ポール・サイモン
ж It's Hard(1982), ザ・フー

などなど、
他にもまだ腐るほど挙げている。

しかし、
自分が駄作だと思っているアルバム群ばかりをこんなに大量に選び、

しかも「この曲のこんな部分がダメだから」みたいな調子でいちいち細かく定義づけ、
長々と克明にブログに書く、こういう人の習癖が未だに理解できない、、、。

世の中にはヒマな人もいるんだなぁ(笑)。
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